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 PLUS COLOR カラーを仕事と日常に役立てるテクニック   第11号

                     http://school-colorier.com

今回の内容は、「パーソナルカラー」の続きです。

●建築のカラーの現場
10月より、不動産会社様とのお取り引きが始まり、マンションの外装・内装の色彩設計とパンフレットのデザイン・制作のお仕事をさせていただいております。
建築関係のお仕事は私の念願でしたので、とても嬉しいです。石の上にも三年とはよく言いますが、独立して3年経った今だから…と思います。何事もタイミングがあるのですねー。
私は建築の知識はありませんし、今回のマンションは「コンバージョン」、つまり住居ではなかった建物を住居に改築するもので、お仕事の依頼をいただいたときには、すでに外観パース(完成予想図)もできていました。
不動産の社長さんには初め、「どの程度任せられるかわからない」と値踏みされているような状態でした。やったことのなくても「できます!」と言いきってしまうのがビジネスだと、ある人からアドバイス受けていたのですが、私はそれができず、反省。
施工の会社も別におられるので、ある程度素材を限定してもらった中から、調和のとれた色を選びます、とご提案して話が進みました。(見積金額にはかなり悩みました…。)
また、パンフレットなどのグラフィックデザインに関しては元々専門だったのですが、間取り図を描くのが初めて。多少苦労しましたが、嫌いじゃないお仕事です(笑)。毎日描くのはちょっとキツイですが…。
マンションは全20室。施工会社さんと打ち合わせし、4パターンほどコーディネートしました。普段は「無難な色しか選ばない」と言う施工会社社長のAさん。例えば床材を選んだあと、床材のファイルを仕舞ってから「次に幅木を選んでください」。「…床の色何色選びましたっけ…」などとお互い要領悪くって予想外に時間がかかりました。
カラーコーディネートというのは、何か基準がないと合わせられないですよ~!
パンフレットはインテリア雑誌をイメージして、表紙は英文(バイリンガルの方に翻訳していただきました)でキャッチコピーを入れました。今回のように外装・内装のコーディネートと同一人が行うことでイメージの統一が可能です。
みなさんにお勧めするのは、ぜひAdobeのIllustratorを使いこなせること!ほんと強いです。Photoshopもですね。
今回イラストレーターで頑張って室内のパース(らしきもの)も描きました。また、手描きのパースをスキャンして、フォトショップ上で色の変更が容易にできます。
CADのスクールなどでも少し使い方を教えているようですが、最近うちの受講生も「えー、こんなものも作れるの!?」と驚いていました。
また、お仕事の依頼をくださった不動産会社さんの事務所が二軒隣に引っ越しされることになり、事務所の色彩設計についてもアドバイスして欲しいとのこと。すでに決まっているガラスやサッシのイメージから、フローリングやカーペットや建具を選ばせていただきました。
また、部屋の間取り図など、色がたくさん使われていますので、室内にはできるだけ色数を増やさないようにご提案しました。
「我々が口を挟んだらいつもと同じになる」と、私の感性を信用していただいてるようで有り難いですが、できあがりが完全に予想でききれてないのでドキドキ。
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●パーソナルカラー 「そういえば昔…」
パーソナルカラーは相変わらず人気です。
今日いらっしゃったお客様は、オレンジ色のコートにオフホワイトのニット、オリーブグリーンのかわいらしいスカートを着ておられました。髪は明るい茶色に染めておられます。つまり、完全にイエローベースの装い。さて、このお洋服の色は似合っているだろうか…。。。
失礼ながら、あまり似合ってないかも…と思いました。眉毛はもともと黒いようで、茶色のアイブローが無理っぽい。私も昔髪を茶色く染めて茶色のアイブローを使っていたりしたのですが、今写真なんか見るとかなり不自然!髪を明るい茶色にしても似合う方は、大体眉も少し薄い方がほとんどです。
「昔から今のような色を着ておられましたか?」とお聞きすると「いえ、学生のときはウインターの色を着ていました」ということでした。それから「話したら見た目とイメージが違うと言われませんか?」と
お聞きすると「言われます…」とおっしゃいました。診断の結果、ウインタータイプさんでした。
意外だったと驚いておられましたが、その反面「ちょっと前に明るい水色(アイシーブルー)の服を着ていたら、会う人会う人に似合うって言われたんです。そんな風に誉められることが滅多にないので、意外だったんですが…」
昔着ていたのはウインターの色だったことも含めて「腑に落ちました」。もともとパーソナルカラーの理論の元となっているヨハネス・イッテン氏の四季の法則によれば、我々は自分に似合う色を知らず知らず選んでいる、というもので、案外子供の頃なんかに着ている服って正解だったりするものです。
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