目的やTPOありきではなく、「似合う」を優先させると…

先日顔タイプ診断を受けてくださった方は、
診断の途中で自ら「今の会社に転職してからテイストが変わってきた」と気づかれたのですが

学生さんが社会人になった時
お母さんが子供さんの学校行事に出席する時
綺麗めな好きな人がアウトドアなイベントに参加する時
普段デニムばかりの人がパーティに出る時

などなど、

日常よく着ているものと違うものを選ばないといけない時

つい

「こういうのがお勤めっぽい」
「こういうのなら学校で浮かなさそう」
「BBQにはパーカーとスニーカー?」
「シフォンドレスにボレロ?」

なんて、TPOに合ったものを一生懸命探してしまいます。

そこで、意外とイケるとなったらラッキーなのですが…

なかなか、そうじゃない事が多く、
そもそも、不得意分野に手を出しているので

「たった一回着たっきり」という事態に陥ります。。。

お片づけで有名なこんまりさんのように
「ときめくかどうか」で選ぶというのも大事ですが

たまに
「一目惚れして買ったけど、帰ってみたら一度も着なかった」
という事もありますから… ほどほどですけど。

感覚(右脳)が6-7割くらい??(すいません、適当です)
理性(左脳)も必要ですね。

あっ、一目惚れは「モノ」を見て起こすのではなく
その「モノ」を身につけた状態で鏡を見て
ご自分に惚れたのであれば間違い無いですよ(笑)

話飛びますけど
団塊の世代と呼ばれるオジ様たちがイケてないのは

世代的にサラリーマンのスーツがねずみ色だったり
ワイシャツは白だったり(そもそもワイシャツのワイはwhite=白から来てます)
ちなみ、オフィスもグレイのカーペット、
心を病みそうなグレーベージュのオフィス用スチール家具

そういうのばかりの中で過ごしてきたから、センスが磨かれなかったのでは…
と思っちゃいます。

色やテイストの似合うものを知り、
その要素を生かした上で、「TPO的にOK」というものを選ぶ方が
長く着れますし、無駄になりません。

そんな場合に重要なのは
襟の形だったり袖のつき方だったり
ギャザーの入り方だったりという、細部(ディテール)です。

就活を体験された方は
ご自分がリクルートスーツがよく似合ったのか似合わなかったのか。
トレンチコートが似合ったのか似合わなかったのか。

似合う、似合わないには理由がありますが、
似合わないと思った方の場合も、ディテールを気をつければ
随分と良くなります。

似合うを知ってから選べば、クローゼットは精鋭部隊に。

タンスの肥やしを見るたび
罪悪感に見舞われるということも無くなりますよ!

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