メルマガ1号(過去に発行した内容です)

 PLUS COLOR カラーを仕事と日常に役立てるテクニック   創刊号

                     http://school-colorier.com

 みなさま、初めまして!田中しのぶと申します。
 私は、大阪の淀屋橋というところで、カラースクールを経営しています。
 ご登録くださり、心より感謝申し上げます。

●はじめに「色を使いこなすには」記念すべき創刊号なのですが、かなり長くなります…。 すみません。
最初に知っておいていただきたいことがありますので、
どうぞ最後までおつきあいくださいね。
このメルマガをお読みいただいてるみなさんは、カラーの資格をお持ちの方も そうでない方もいらっしゃるかと思います。
色に興味のある方はたくさんいらっしゃいます。
カラー関係の資格の受験者もうなぎ登り。
にもかかわらず、実際に色を使うというのは何だか難しい。
検定に合格してみたものの、生きた色を使えない。
そんな方は意外と多いのです。
ご自身に似合う色をよく知りたい方、グラフィックやWEBデザインでの
有効なカラーの使い方を知りたい方、いろいろだと思います。私は「カラーをうまく使える」というのは
「その色を使って何を表現したいのか」が
明確になっていて、人に伝えられる状態ではないかと思います。それは、実は資格を取ったからといって一朝一夕に身に付くものではないのです。
(あ、資格も大事ですヨ。。一応…)では、どうすればいいのでしょう?まずは、意識してください。「意味」をしっかり考えてください。
客観的に「どんな風に感じるか」「どんな風に見えるか」見てください。
例えば…、HPを見ていて「文字読みにくいなー」なんて思うときがあります。
例えば背景が白なのに黄色や黄緑などの文字を使っている場合。
カラーの勉強をしている人であれば「視認性」という言葉をご存知かと思います。
白×黄というのは視認性が悪く、読みづらい配色です。
他に読みづらいのは、例えば 赤×青緑(シアン)。
「補色」の関係でギラギラし、読みづらくて目が疲れます。他にも、色には組み合わせによって、様々な見え方をします。色の知識があれば、失敗しにくくなるのは、確かです。
でも、知識がなくても…、大丈夫です。
視認性や補色について知識のない人に対してでも、例をあげて
「見えにくいでしょ?」「ギラギラして見えるでしょ?」と尋ねると
みなさん納得されます。
「そう言われてみれば…」ってなもんです。ですからこの場合、
「色は組み合わせによって、見えやすかったり、見えにくかったりする」
ということを頭の片隅にでも置いておいていただければOKです。
そして、「読みやすいかな。目は疲れないかな」という風に
客観的に見てみてください。
色は、パソコン上でパレットなどから簡単に選ぶ事ができるため、
なんとなく、適当に選んでしまいがちです。
例えば、うちの教室で受講生に作品をつくってもらっていると
「ちょっとヘン?」という色の使い方をしている事があります。
「なんでこの色?」と聞くと、大抵は「なんとなく」という返事が返ってきます。
色の勉強をしていても、気を抜いてしまうことは多々あります。ただ、「なんとなく」でOKの場合もあるのです。
セラピーなんかがそうです。
また、芸術作品であれば、感性のままに色を選んでもいいと思います。
言ってみれば、「自分のため」の色ならば、
好きに選ばれればいいのではないでしょうか。
私も「カラーコーディネート?理論なんて邪魔!」
というアーティストに憧れます(笑)。
白地に黄色い文字を使ってしまっている方は、なんとなく選んだのでしょう。
誰かに指摘されれば「あれ?そう言えば見えにくい?」と気付くはずです。まずは、ご自分の作品を注意して見てください。
周りの方の意見を聞かれてもいいでしょう。
例えばHPでしたら目が疲れない事も大事でしょうし、
チラシなどであれば「どこに目が行くか」が大事でしょう。
・第一印象で、何のHP(チラシ)に見えるか?
・読みやすいか?
・どんな印象を受けるか?
・最初にどこに目が行くか?
 etc.
ご自分で客観的に見られればOKですし、周りの人に聞いてもいいですね。普段、色を扱うのが難しいと感じておられる方、
多分、少し注意が足りないだけです。
なぜ、不注意になってしまうかというと…、
色はついていて当たり前、あって当たり前の存在だからです。
まずは、「注意する」。。。これが大事です。
色は、知らず知らずにメッセージを発しています。
意識して選んであげてください。もちろん、効果的な色の使い方などについては、これからお伝えしていきますね!最後までお読みくださいまして、ありがとうございました。
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