PLUS COLOR カラーを仕事と日常に役立てるテクニック 第5号
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今回の内容は、「パーソナルカラー」の続きです。
前回より随分あいてしまいましたが、パーソナルカラーコンサルティングについて、大体おわかりいただけましたか?
専門家に診てもらうまでもない、または、複数の結果が出て、余計に迷ってしまう…etc.という方も多いでしょう。前回お伝えしたように、似合う色というのは、お洋服を鏡であてたとき、一発でOK!という感じがします。ご自身で、「この色は得意だ」という色や、「何度チャレンジしてもダメ」という色がおありかと思います。ちょっと考えてみていただけますか?または、子供の頃からなんとなく好き、という色。詳しくは、柄や衿の形なども関係あります。「この服着てると、周囲の人に評判がいいなあ~」と思うお洋服があれば色を始め、シルエット、柄、全体のイメージなど、一度じっくり分析してみられるのもいいですね。
●「ウインタータイプのケーススタディ」
自分の事でいささか恐縮ですが、私はウインタータイプです。昔から、青系が好きでした。スポーティなものはかなり得意です。フェミニンなファッションは全く似合いません。昔、兄の結婚式のとき、何を血迷ったのか、小花の透かし模様の入ったワンピースを購入しました。兄に「女装みたい」と言われたことがトラウマです(笑)。これは、顔立ちの印象・体型も大いに関係があるのですが…。また、私の髪の毛は真っ黒。硬くて多い、太いという三重苦です(笑)。眉も黒くて濃いです。瞳の色は焦げ茶ですが、白目とのコントラストがはっきりしています。
6年前、カラースクールに通っていましたが、そこで初めてパーソナル診断を受けました。シーズンに色分けされたボードを見て、「診てもらうまでもなく、ウインターだって」と内心思ってました。
ところが……、診断の結果はスプリングだったのです。実はそのとき、私はかなり髪を茶色く染め、茶色のカラーコンタクトまでしておりました。多分ファンデーションも間違って黄みの強いものを使ってた気がします。本当はメイクを落として診断するのが鉄則ですが、「薄化粧だからいいだろう」などと勝手に思っていたわけです。それで、似合うと自信のあった青系の色はことごとく否定され、買ったことのない、ベージュやら、クリーム色やら、コーラルピンクの色見本をもらい、呆然としていました。
腑に落ちないなりに、3年くらい「スプリングさん」として暮らしておりました(笑)。パーソナルカラーの知識が中途半端でまだ良かったのです。「スプリングの色ってベージュとか、茶色とか…」という感じで買い物に行きました。でも、クリーム色なんて!まっっったく似合わないのです。ぼわーーーっとして、顔色と同化してしまいます。(店員さんは「やさしく見えます」などと言っておられました。)
結局、自分の目を信じて買ったものは、ベスト!までいかなくてもOKの色でした。ところが、「スプリングの色」という知識があって買った色は…買ったときの事を思い出してみても、そういえばぱっとしませんでした。何度も鏡の前で首を傾げながら買ったことを覚えています。後から写真を見ても、赤ら顔に写っていたりします。約3年後、某色彩関係の講座を受けていて、複数の人に「絶対ウインターだ!」と指摘され改めて診断してもらった結果、やはりウインターでした。3年間は何だったのだ…とショックでしたが、やはり振り返ってみれば納得なのです。 髪が黒くて硬くて太く、目の印象が強い方、かなりウインターさんの確立高いです!色は、白いか黒いか、結構両極端です。血色はあまりよくない方が多いです。
色が黒めの方は、一見オークル(黄みが強い)感じがするので、ファンデーションを間違って使っている方が多いです。午後になると顔色が悪くなり、化粧直しなしには生きていけない…という心当たりのある方、ファンデーションの色を間違えている可能性があります。
ウインターさんは、結構ハッキリと意見を言われる方が多いですが、反面、人からどう見られるか結構気になるようです。色の好みは、もとからハッキリした派手な色が好き、という方と地味なものが好きな人に分かれるので一概には言えません。
●●「サマータイプのケーススタディ」
サマーさんも、ウインターさんと同じく「ブルーベース」になります。
ブルーベースとは、クールな色のグループ。グレイ系などは、ウインターさんと大体共通していますが、
有彩色(色みのある色)としては、ウインターとはかなり違うイメージです。
サマーさんの色のグループは、パステル系。それからパステルカラーに、灰色を少しずつ加えたような、スモーキーな色のグループです。
全体の印象は、男女問わず「穏やか」な感じの人が多いです。ウインターさんと違って、白目と黒目のコントラストが弱く、優しい感じがします。桜のピンクが濃くなったようなピンク(CMYKのMが40くらいのピンク)がよく似合います。お風呂上がりなど、ぽーっとピンク色に紅潮する人、髪は大体柔らかいですが、たまに癖毛の人も。派手な色を好む方は、ほとんどいらっしゃいません。お顔の近くに黒を持ってくると、かなり寂しい感じになります。それと、ある時気付いたのですが、私の周りで「ビーズアクセサリー」に凝っている人が何人かいましたが、みんなサマータイプでした。それから、診断のときには「細かい作業が好きか」アンケートに答えていただいてますが、サマーさんの方はYESの確立がかなり高いです。
というわけで、今回は、ウインタータイプ、サマータイプさんの特徴をいろいろお話させていただきました。どちらにもあてはまらない!という方はスプリングさんかオータムさんの可能性が高いですね!次回までお待ちください…。
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